2019年1月6日日曜日

師匠 Mehmet GÜRSOY 氏について (2)

今回はトルコ政府製作の動画をご紹介します。

陶器においてキュタヒアでは2人ユネスコより受賞者がいます。
御一人は残念ながら他界されました。後ほど別記載します。

ということで、現存するトルコのユネスコアーティストは師匠のMehmet GÜRSOY 氏のみになります。トルコ政府文化省がいつ製作されたのか不明ですが、おそらく受賞した年ではないかと思います。10年前、若いです!笑 動画に出ているお弟子さんは今も一緒に働いています。これまた若くて当時は可愛かったんですね!笑 

そこで、どのように師匠を紹介しているのか日本語に翻訳してみました。



https://youtu.be/xmFxBI0Z2t4




UNESCO 2009  Living Human Treasure Prize

父親の顔は知らず
息子に名前を与えず

過去・未来を知らず
遺産のみ残った

それがトルコにおけるçiniである

神話は現実に見ることができる

上品かつ優しい宮殿の伝統として
çiniは宮殿の美術品でありオスマン帝国に印象を与えました

独特の美的概念はart of eastによるもの

芸術を理解しない者には、ただの陶器にしか過ぎず、理解する者には王冠となる

チューリップ、ライラック、薔薇の種を火種(火の粉)と共に撒けば(窯に入れると)貴方の心に戻る意味を持つçini

GÜRSOY 氏「çiniとは、一種の陶器である。しかし私の芸術的な理解は目で楽しむ音楽です。この音楽はチューリップ、カーネーション、薔薇、ヒヤシンスを用います。注釈ではとても美しい構図が生み出されます。2つの音符だけで音楽を奏でる音楽家は存在しませんが、私達は青と白の2色のみで楽譜を作ります。

現在の美術館では、この2つの楽譜による装飾品が沢山見られます。」

GÜRSOY 氏「正しく真っ直ぐな矢は放たれ、何れ的に辿りつきます。方や湾曲した弓はいつまでも手に残ります。鍛錬された芸術家は正しい矢となり的に向かいます。正しい芸術家が増えれば、世界は非常に明るい人々で溢れることでしょう。」


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トルコ語は日本語と共に比喩による表現のある言語ですから人によって表現力は違いますが、日本人には理解しやすいと思います。とはいえ、私はトルコ語を習得しているのではありません。パートナーからの英語による理解、そして2歳時程度の私のトルコ語と日本語読解力のみです。
たくさん本を読んでいて、良かった!

動画内のArt of Eastは当然、トルコから見て東のことでして、英語で言う東洋芸術とは限定しません。

この東が深い意味を持ちます。

最近は師匠に日本語を教わりたいとお申し出を受けまして
私のやる気なしトルコ語より師匠の日本語上達に期待しようかと思っています! 笑

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